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【理学療法学専攻】卒業生の活躍 from Ecuador vol.4

理学療法学専攻
本学の卒業生で昨年度まで本専攻教員でもあった桂理江子先生が,現在はエクアドルで活躍されています。
桂先生より第4弾メッセージを頂戴しましたので掲載いたします。

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?Hola,todos! ?Como están?
みなさん、こんにちは!元気ですか?

8月に入り、日本は猛暑で大変だと思いますが、エクアドルは変わらず爽やかな毎日です。
7月下旬にパリ五輪が始まり、様々な種目での日本人選手の活躍をネットニュースで見ていますが、エクアドル選手が金メダルを獲得したことはご存じでしょうか。
男子陸上20km競歩で、ブリアンダニエル?ピンタド(Brian Daniel Pintado)選手が1時間18分55秒で金メダルを獲得しました。
因みにエクアドルではスポーツバイクも盛んで、今年のツール?ド?フランスでは、リチャードアントニオ?カラパス(Richard António Carapaz)選手が区間優勝しました。
この日は、通勤バスの中でも実況中継(の録音)が大音量で流れており、結果がわかっているのに車内は大興奮でした。

今回は、職場の大学について少しご紹介したいと思います。
わたしの勤めるエクアドル国立中央大学(Universidad Central del Ecuador)はキャンパスが二つあり、医学部と障害科学部はキト市街地からバスで20分ほど南下したところが最寄り駅となります。
キャンパスはそこから800mほど登ったところにあるため、世界遺産の旧市街を見渡すことができます。


理学療法科は障害科学部に属しており、他には作業療法科、言語聴覚療法科と救命救急科があります。
大学はセメスター制で、医学科以外は第9セメスターまであります。
セメスター制は半年で次の学年に進級するので、4.5年の大学生生活ということになります。
理学療法科にはおよそ360名の学生がおり、学部全体では3500名を超える学生が在籍しています。

エクアドルには国家試験制度はなく、臨床実習を含むすべてのカリキュラムを履修し、卒業試験に合格すると免許を取得できる仕組みになっています。
臨床実習は第4セメスター(2年後期に該当)から始まります。
学生は当該セメスターの間(つまり半年間)毎日臨床実習を行います。
ただし、学年によって午前、午後の半日で、後の半日は大学で授業を受けます。
ここが日本の臨床実習と異なる点ですね。

実習先は、病院、診療所、療養施設、スポーツ関連施設、小児施設など多岐に渡っています。
学生は臨床実習指導者の指導を受けながら、対象者への治療経験を積んでいます。
臨床実習に臨む学生の緊張感は、エクアドルも日本も変わらないなぁと感じています。

 

7月末には定期試験があり、夏休みになりました。
8月末には卒業式が行われます。
どんなセレモニーになるのか、今から楽しみです。
?Nos vemos próxima vez! また次回会いましょう!