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宮城県脊髄損傷者協会会長ら3人の方が授業にいらっしゃいました

作業療法学専攻
3年の学生に脊髄損傷について,理解を深めてもらうよう,宮城県脊髄損傷協会に協力していただき,3名の講師を本学に来てくださいました.

まずは3名の講師がそれぞれ自分の受傷の経緯,その後受けたリハビリテーション,および現在の生活について説明してくださいました.
脊髄損傷により生活が不便となったことに対し,3人とも住宅改修をしたり,自助具?補助具を利用したりして,工夫をしています.
これらの知恵を惜しみなく学生に伝えていただいたことはとてもありがたく,教科書で学習できない勉強になりました.



次に,3人は車椅子の移乗,靴の着脱,ベッド上の寝返り,起き上がり等生活の諸動作の遂行方法を実演してくださいました.
学校で対象者の実演による動作分析を学ぶ機会がめったになく,学生みんなそれぞれの動作一つ一つに注目しました.



最後に,車への移乗動作を見せていただきました.
3人とも動作が不自由であっても運転できるように,それぞれの身体特徴に合わせて車の改造をしました.
駆動装置の位置変更や,ハンドルにノブの取り付けのほか,乗り降りしやすいようにすき間にクッションを使用する工夫,車椅子が収納する工夫を教えてくださいました.


3人とも将来の対象者により良い作業療法を提供できるよう頑張ってくださいと学生にエールを送りました.3人の期待に応えられるよう,本日学習した内容をしっかりと身につけてほしいですね.