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2019年8月21日?22日 建築設備コース サマーセミナー合宿を行いました。

講義?演習
(1)建築設備コース
建築環境学科 須藤諭教授、八十川淳教授、川村広則准教授/2019.08.21~22 (八十川 記)
建築設備コースに配属されている3年次生の卒研セミナーⅠ(3年前期必修科目)および4年次生の卒業研修Ⅰ(4年前期必修科目)の学外授業として、施設見学や研究発表会を合宿で行うサマーセミナーを実施した。
合宿の「研究発表会」により集中的な議論の深まりが生まれることを期待するものであり、また「施設見学」では建築設備関連分野の施設見学調査により、実践例を通じて専門技術知識の修得を期待している。今年度は東日本大震災の津波被害を受けた東松島市及び松島町で実施した。
8月21日(水)
★施設見学1(13:30-15:30)
『旧野蒜駅-東松島市震災復興伝承館』ならびに、『新野蒜駅』と高台移転市街、宮戸島を見学した。震災の意味を議論し再確認した。
震災復興伝承館は、震災の記憶を発信するため、旧野蒜駅跡地に建造された施設である。ここで震災前の東松島の姿、震災が残した爪痕、復興の過程を見学学修した。
一方、新野蒜駅は仙石線の復旧に伴い移転され、新駅はこれまでより500メートル内陸の高台に設置された。整備や開発によって復旧を遂げようとする町の姿や、東名運河の景観を視察した。
★研究発表会(15:30-)
東松島市宮戸島「新浜荘」にて実施。今後9月末に予定されている卒業研修Ⅰの最終発表会に向けての研究指導の一環として、卒業研修に取り組む7名が、各自の研究進捗状況について中間発表を行い、質疑応答の練習を行った。各題とも時間をかけて質疑や討論を行い、理解を深めることができた。
夕食後は、懇親会を実施して進路など様々な懇話があった。
8月22日(木)
★施設見学2(10:30-12:00)
『瑞巌寺』『観瀾亭』など松島の歴史施設と津波の痕跡を確認した。
瑞巌寺は正式名称を「松島青龍山瑞巌円福禅寺」といい、現在は臨済宗妙心寺派に属する禅宗寺院である。鹿島建設が行った国宝瑞巌寺保存修理事業が有名である。
観瀾亭は、文禄年中に豊臣秀吉から伊達政宗が拝領した伏見桃山城の一棟で、江戸品川の藩邸に移築したものを二代藩主忠宗がこの地に移したと伝えられている。